ドロボウの仲間

このたび、まつばら通信も、ささやま通信にならい新しい体裁でお送りすることになりました。よろしくお願いします。

さて、少し前にドロボウ(ひっつき虫)にやられた話をしましたが、あのドロボウには仲間がおります。

チヂミザサ(イネ科チヂミザサ属)
こちらが、その一味のチヂミザサです。


ササクサ(イネ科ササクサ属)
先日のドロボウ、ササクサとよく似ています。こちら、ササクサ。
ササクサという名は葉が笹のような草ということです。


そして、笹のような葉で縮んだようなシワがあるのがチヂミザサというわけです。ちょっと縮れていますね。

チヂミザサの小穂
ササクサが鋭い芒(のぎ)を突き刺すようにして服に“ひっつく”のに対して、チヂミザサの方はベタベタした粘液でひっつきます。

チヂミザサの花
花はなかなか可愛いのですけど。



どちらも服に付くとやっかいです。必需品のドロボウよけがこちらです(ナイロンパンツ)。


2015-10-15 nk


ウミネコの食事

今日の午後、巡回時に海岸に出ると、ウミネコが波打ち際を歩いていました。

ウミネコ(チドリ目カモメ科)
なにか、狙っているような顔つきです。


そぉっと、そぉっと.....


つかまえた!


けっこう大きな魚を獲りましたよ。


ハシブトガラス(スズメ目カラス科)
ハシブトガラスが近くをずっとうろうろしていましたが、おこぼれは、なかったようです。




2015-09-24 nk

ドロボウにやられた。


 


どっどど どどうど どどうど どどう.....

この数日、台風の影響で強い風が吹き続いていましたが、やっと少しおさまってきたようです。

 

それでも、海は荒海。



ハマゴウやハマナデシコなど、海浜植物もそろそろ見納めです。すこし寂しさを感じます。

林の様子を見に行きました。

 
ママコナ(ハマウツボ科ママコナ属)
今年はママコナの花が多いように思います。今たくさん咲いています。
 

ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)
下向きに咲くので、とまりにくそうですね。

 
オミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属)
オミナエシの花も咲いていました。黄色い花は林を明るくしてくれます。

 
ササクサ(イネ科ササクサ属)
歩き回っていて、「しまった」と思いました。ササクサの茂みの中に入っていたのです。


引っ張ってもなかなか離れない。
 ササクサのタネ(小穂)が服に付くと、取るのがたいへん。


ササクサの小穂(拡大)
先に棘のような芒(のぎ)がついていて、なかなか取れないようになっているのです。


 
ズボンにたくさん付いてしまいました。

こういう、服にくっつく植物(他にオナモミやアメリカセンダングサなど)を“ひっつき虫”などと呼びますが、私の周りでは“ドロボウ(泥棒)”と呼ぶ人もいます。

「あ、ドロボウがついてきた」「ドロボウにやられた」のように言うわけです。

この季節、林に入る時は泥棒よけ(ナイロンでできたズボン)が必要ですね。


2015-09-10 nk

トウネンのかくれんぼ

二百十日の厄日も過ぎ、秋らしくなってきました。


今日は朝のうちは少し雨が降りましたが、午後は思いがけず青空になりました。


トウネン(チドリ目シギ科)

海岸に出ると、あ、波打ち際に小さいシギがいました。
トウネンです。春と秋に通って行く旅鳥です。やはり、秋なんですね。
トウネンという名前は「当年」で、シギの中では小さくて足もくちばしも短くて、まるで今年(当年)生まれた子のようだということでついたのだそうです。




チョコチョコと歩き回って、砂をつついて餌をとっています。



しばらくして、1羽が砂浜を駆け上がり.....
 


疲れたのでしょうか、漂着物の草の根のようなものの間に入って休んでいるようです。
 


一緒にいたもう1羽は、所在なさそうにしていましたが、
 


そのうちに、うずくまってしまいました。いつもせわしなく動き回っているシギの、うずくまる姿を初めて見ました。
 

トウネンが隠れているところ

人が近づいても平気。ちゃんと隠れているつもりなのでしょう。
 


すっかりくつろいでいるようですね。また明日もおいで。 

2015-09-03 nk