海辺のハマゴウ(その2)

ハマゴウの良い香りに誘われて、また群生地に行ってきました。

ハマゴウとヒメアカタテハ(タテハチョウ科アカタテハ属)
ハマゴウとツマグロヒョウモン(タテハチョウ科ツマグロヒョウモン属)
ハマゴウは蝶たちにも人気があります。


ハマナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)
そろそろハマナデシコも咲き始めていました。


ところで、花付きが早い場所と遅い場所があると前回書きましたが、花付き以外にも違いがあるのに気づきました。


この辺は花が早いところ。黄色く枯れたようになっているところがあります。


アメリカネナシカズラという寄生植物(1年草)が、ハマゴウに絡みついているのです。


これは6月に撮った写真です。もうかなり絡んでいます。上の方の赤い線から先は花が遅いところ。


ここは花付きが遅いところ。この辺はあまりアメリカネナシカズラは絡みついていません。

日本にはネナシカズラの仲間は5種類ありますが、このアメリカネナシカズラは名前のとおり北アメリカ原産の帰化植物。
在来種のハマネナシカズラやクシロネナシカズラが絶滅危惧種となっているのに対して、こちらはどんどん広がって要注意外来生物となっているそうです。

他にもハマゴウの茂っているところがありますので、そちらも観察してみようと思います。


枝を少し切ってきて、クズの蔓で作ったカゴに入れて飾りました。
少し涼しい感じがします。


2017-07-21 nk

海辺のハマゴウ

このところ、とても暑い日が続いていて、屋内でもクーラーの入っていないところにつけた温度計は32℃を指しています。

そんな中、海岸ではハマゴウの花が涼しげに咲き始めています。



ハマゴウは、シソ科(旧クマツヅラ科)の落葉低木で、他の植物が生えないような砂地を、砂に埋もれながらもどんどん這って行きます。


かなり群生してきました。近くを歩くと良い香りがします。
この辺りはいつも開花が遅く...


こちらはいつも早く咲きます。日当たりの具合でしょうか。

ハマゴウ果実(9月に撮影)
前にもご紹介しましたが、花の後に見られる果実は漢方では蔓荊子(マンケイシ)と呼ばれ薬効があるそうです。
枕の中に入れて寝ると“頭がよくなる”と本に書いてありましたので、ちょっと試してみましたが、その辺りの効果は微妙なようです。


2017-07-14 nk

ラブアース・クリーンアップ2017

5月21日(日曜日)、今年もラブアース・クリーンアップが開催されました。
これは、市民、企業、行政が協力し合って行う環境美化活動です。

生の松原海岸にもたくさんの方々が集まり、我々九州大学演習林の教職員も参加いたしました。
恒例の「エイエイオー」で気合いを入れて、


海岸清掃に汗を流しました。


活動の前には、「ハマヒルガオなどの海浜植物は踏まないように気をつけて...」など植物を気遣った説明もありました。


ハマゴウの群落もきれいですね。


この日は海の水もきれいに見えました。
皆さま、お疲れさまでした。また来年、お会いしましょう。


2017-05-31 nk


林の中の小さな風景

今日、林の中を歩いていて可愛いものを見つけましたよ。


古い切株に苔がついて、そこに種が落ちて木が生えているのです。


小さなマツの芽もありますね。自然にできたミニ盆栽のようです。


サントン人形を持ってきて乗せてみました。


ほら、ちょっと可愛い風景ができました。
2017-05-19 nk


海辺のモグラ

しばらく前から気になっているのですが...


海岸のハマゴウの茂みの中に、このようにモグラ塚ができているのです。



波打ちぎわからそう離れていないところです。



塩は気にならないのか、砂のトンネルは壊れやすくないのか、こんなところにエサはあるのか。いろいろと気になります。


これは、去年事務所近くで死んでいたモグラ
コウベモグラ(トガリネズミ形(かた)目、モグラ科、モグラ亜科)

少し、モグラについて調べてみました。
日本にいるモグラはモグラ類6種とヒミズ類2種の8種類で(異説もあるようです)すべて日本固有種。
モグラ類の2大派閥は東日本のアズマモグラ、西日本のコウベモグラ。
北海道にはいない。
かなり縄張り意識が強い動物なので、基本的には単独生活。
一頭で50m四方にトンネルを作って暮らしている。
トンネルの中に巣を作り(だいたい20センチくらいのボール状の部屋)、その近くにトイレを作る。そして、そのトイレで排泄をする。
主にトンネルに落ちてきたミミズや昆虫を食べる。

なかなか興味深い生物ですね。
しばらく観察してみたいと思います。

2017-04-25 nk